暴飲暴食で、疲れた胃を七草がゆでいたわっているところですが、皆さんはいかがですか?
ちょっと、気になった試験的ルール(実施開始日:2013年8月1日)がありました。
確認しておきましょう。
高校ラグビーでも「ユーズ・イット!」の声を聞きました。
中学も一緒ですか? コーチ教えてください。
1.ラックからは5秒以内にボールを出す
ラックになり、レフリーが明らかにボールを出せると判断すると、「ユーズ・イット!」という声をかけます。
そこから5秒で出さないと相手ボールのスクラムになります。時間稼ぎはできなくなります。
2.ノックオンやスローフォワードもクイックスローインできる
ボールを落としたり、前に投げたりしたボールが、そのままタッチラインの外に出た場合は、
相手チームはスクラムかラインアウトを選択できるようになります(これまではスクラム)。
そのボールをすぐに投げ入れて試合を再開するクイックスローイングも可能になります。
3.ダイレクトタッチのクイックスローイングが広範囲に
相手のキックが「ダイレクトタッチ」になった場合、これまでは、出た地点の後ろからしか
クイックスローイングできませんでしたが、タッチに出た地点からキックされた地点までの
どこからでもクイックスローイングができるようになります。
4.ラインアウトの反則はラインアウトを選択できる
ラインアウトで相手が反則した場合のフリーキック(FK)、ペナルティキック(PK)からは、
そこから攻めるか、PGか、スクラムか、タッチキックを選択していましたが、ラインアウトも
選択できるようになります。タッチキックを蹴って、もう一度ラインアウトという手間が省けるわけです。
5.コンバージョンキックは、トライ後90秒以内に蹴る
トライ後のコンバージョンキックは、これまでプレースキッカーがボールをセットしてから60秒以内の制限でした。
今季からは、トライ時点から90秒以内に変わります。スムーズな試合進行を促すためのものです。
6.スクラムのコールは三段階に
昨季は、スクラムの際、レフリーは「クラウチ、タッチ、セット」の3段階の声をかけていましたが、
今季は「クラウチ、バインド、セット」の3段階に変更されます。プロップ同士がしっかりジャージを
つかみあってから組むことで、衝撃を25%減らすという効果があり、安全対策の一環です。
セットという声は、「組んでいいですよ」という意味。また、スクラムハーフがボールを投げ入れる際は、
中央の線に入れることが強調されました。まっすぐ入れない場合は、相手側にフリーキックが与えられ、
繰り返すとペナルティーキックになります。